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むつみホスピタル BLOG

2019.11.19(火)アルコールプログラム

卒酒会ハイキング「高野山一泊旅行」

卒酒会は、12週3か月を1クールとしており、今年9月で第61期が終わり既に16年目に入っています。#ステージ10「自然に親しむ」では、毎期どこかに日帰りハイキングを行っていますが、令和元年9月19日~20日には、昨年に引き続き高野山1泊旅行へ行きました。8名定員の病院車で、メンバー5名とスタッフ3名の旅でした。宿坊にて8時の南海フェリーに乗り、12時には宿泊予定の「一乗院」に着きました。近くで見つけた行列のできる精進料理の店で昼食を取り、金剛峯寺、根本大塔、霊宝館、などを巡り、宿坊で精進料理の夕食を8名そろって頂きましたが、スタッフの看護師から、食事作法「一滴の水にも天地の恵みを感じ、一粒の米にも万人の労苦に感謝し、有り難く頂きます。」を皆で唱え頂きました。とっても美しく美味しい料理でした。精進料理翌早朝のお勤めでは、般若心経も唱え、住職さんからの心温まる講和も聴くことができました。朝食の精進料理を頂いた後、奥の院へ徒歩で往復しましたが、ちょうどお大師様への「生身供(しょうじんぐ)」も見ることが出来ました。2日間とも、天候に恵まれ、一体感を味わえる楽しい旅でした。

同行したメンバーが#ステージ12卒業論文で発表してくれた旅行の感想文の一部を載せておきます。


私の心に一番残っているのは宿坊でのご飯の時の雰囲気です。僧侶の方が心を込めて作ってくださったおいしい精進料理、お米一粒一粒にも人々の苦労がつまっているということも教えていだき、初めてそういうことを意識しながら味わえました。その時に起こった出来事なんですが、ある方がご飯の量が足りなかったんです。そしたらそのお隣の方が「自分はあまり量が入らないから食べてよ」と差し出したのです。ご飯をもらった方はハニカんだような何とも言えない可愛らしい顔をして食べていました。私にはそのお二人がまるで仏様とお地蔵様のように見えたのです。そういったメンバーの優しい穏やかな顔を見たり声を聴いているだけで、なんだか自分の心の奥から、なんとも言えない温かいお湯のようなものがじんわりと湧いてきたのです。心が満たされていって自然と自分も笑顔になりました。そのような人間の根源にある温かさを感じることのできる旅だったのです。この卒酒会でせっかく出会えたメンバーは本当に貴重だと思います。皆さんがそれぞれのやり方でアルコールという問題に立ち向かっていて毎週勇気をもらっています。みなさんの人生は本当にさまざまで、いろいろな傷を抱えている方や降ろせない荷物を未だにしょっている方もおられると思います。でも、ここでそういうお話をしてくださることで私のような人間でもアルコールにサヨナラを言えるチカラをもらえているのです。何度失敗してもいい気がしています。失敗してもそこから学んでまた解決に向けて歩いて行くことが何よりも大切なんじゃないかなと感じています。

卒酒会でみなさんと歩けていることが今は幸せです。

第61期は今日で卒業かもしれませんが、許されるならばまた62期にも入学してみなさんと歩いていけたらいいなあと楽しみにしています。


 

昨年度も同様でしたが、卒酒会一泊旅行では、何故か一人一人が、個人レベルでリラックスし、楽しんでおり、光り輝いていました。普段の不安や落ち込みは嘘のように全く現れず、各々の性格の制限が溶け、各自の本質の部分部分が途切れなく合わさり、完全な一体感を現していました。何故なのかわかりませんが、高野山という街全体が寺院の雰囲気で、仏様が我々すべてをありのまま受容してくれているのでしょうか?そして、我々を仏様に近づけさせてくれるのかもわかりません。我々の奥底にある、仏の心(聖なる本質)が垣間見え、深い安らぎを覚え、生きることを受け入れることができた素晴らしい旅でした。

これらの旅行を許可していただいた、理事長、院長他スタッフ一同に感謝します。  (医師:井上和俊) 奥之院  ※『むつみ』掲載予定記事より転載させていただきました

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